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リゾートバイト体験談 No.81(北海道・ニセコ)

STAFF DATA
リゾートバイト体験談 No.81(北海道・ニセコ)

スタッフデータ

勤務地

北海道/ニセコ

期間

2024年12月~2025年3月

年齢

20代

職種

客室清掃・レストラン

リゾートバイトをはじめたきっかけ

僕がリゾートバイトを始めたきっかけは、おととしの秋にカナダから帰国したことが大きかったですね。1年間ワーキングホリデーで滞在していたんですが、その経験が本当に楽しくて、またカナダに戻りたいという気持ちがずっとありました。

ただ、すぐに戻れるわけでもなかったので、「どうせ働くなら、稼ぎながらも海外の方と少しでも関われるような環境がいいな」と思って、リゾートバイトを探しはじめたんです。

実際に働いてみたら、そこは海外のお客様が9割くらいという場所で、英語を使う機会がかなり多かったんです。なので、カナダで身につけた語学力を活かせるのもすごくありがたかったですね。接客を通して、また英語に触れる機会を持てたのは大きかったです。

今はカナダに戻るために、ワークパーミットのビザを申請中で、うまくいけば4月に再渡航できるかもしれません。

ワクトリ社員がニセコでリゾートバイトをした際に海外の方と交流している画像

勤務先や職種を選んだ理由

僕自身スキーが好きで、「どうせ働くなら滑れる場所がいいな」と思って探していたんです。中でも北海道は雪質が本当に良いので、スキーを楽しみながら働ける環境としてはピッタリでした。

それと、北海道って海外のお客様が多いんですよね。実際に外国人観光客の割合がかなり高いっていうのもあって、英語を使う機会が多いんじゃないかなと思って。それもあって、語学を活かせる接客の仕事を中心に探していました。

最初は完全な接客業務を希望していたんですけど、求人を紹介してもらったときに、「接客と清掃を兼任するポジションならあるよ」と言われて。接客メインの業務もできるし、裏方の清掃も経験できるっていうのが逆に新鮮で、「それならやってみようかな」と思って決めました。

実際に働いてみると、お客様との英語でのやりとりも多くて、スキーもできるし、自分の希望にすごく合っていたなと思います。

ニセコのスキー場リゾートバイトの画像

具体的な業務内容

まず午前中は9時から13時~14時くらいまで、客室の清掃を担当していました。ベッドメイキングやアメニティの補充など、いわゆるホテルのハウスキーピング業務ですね。

それが終わったあとは、繁忙期限定なんですが、16時(通常は16時半)から21時までレストランの業務に入っていました。レストランは会席料理を出すスタイルで、一品一品タイミングを見ながら提供していく感じです。なので、最初はちょっと緊張もしましたが、すごくやりがいがありました。

接客の際は、だいたい一人で3〜4卓を担当する形で、お客様とのやりとりも多かったですね。でも、その分やっぱり語学力も活かせましたし、接客スキルも磨けたと思います。

ありがたかったのは、レストランの部長が本当に親身になって研修してくださって、未経験の部分も丁寧に教えてくれたことです。そういうフォローがあったからこそ、不安なく仕事に入れたと思います。

業務全体を通して、正直マイナスに感じたことはひとつもなかったですね。忙しい時期はもちろん大変でしたけど、それ以上に学びも多くて、働いて良かったと心から思える環境でした。

ニセコのスキー場リゾートバイトの画像

リゾートバイトで大変だったこと

リゾートバイトで大変だったことを挙げるとすれば、やっぱり周辺環境の不便さですかね。僕自身、雪に関しては北海道出身なので、雪かきや寒さには慣れていて、特に苦労はなかったんです。ただ、職場の周りには本当に何もなくて、ちょっとした買い物をするのも一苦労でした。

幸い、僕は車を持っていたので、休みの日に30分くらい車を走らせて、街のスーパーまで行っていました。でも、毎回その距離を移動するのは少し大変でしたね。

あと、男子寮のキッチンが共用なんですが、かなり年季が入っていて、自炊しようという気にはなかなかなれませんでした。調理器具や設備が整っているわけでもなかったので、「これはもう外で食べるか、何か出てこないときついな」っていう感じで(笑)

でもありがたいことに、休みの日でも板場の方が手作りのまかないを用意してくれて、それがまた本当に美味しくて。自炊はできなくても食事に困ることはまったくなかったです。むしろ、まかないが楽しみのひとつになっていました。

リゾートバイトをして良かったこと

リゾートバイトをしてよかったなと思うことは、本当にたくさんありますが、特に印象に残っているのは、海外からのお客様とのやりとりですね。日本に興味を持って来てくださる方が多くて、「このあとどこに行くの?」って聞くと、「おすすめある?」って聞かれることもあって。そこで自分なりにアドバイスしたりすると、「ありがとう!」ってすごく感謝されるんです。それが本当にうれしくて、やりがいにもつながりました。

お客様の声がダイレクトに聞こえる職場なので、「楽しかったよ」とか「また来たい」って言ってもらえると、自分の接客が役に立ったんだなって実感できて、それが励みにもなりました。

英語については、最低限の表現でも十分コミュニケーションは取れていて、完璧じゃなくても伝えようとする気持ちが大事なんだなって感じました。ちなみに、派遣スタッフは全部で10名以上いたんですが、その中でワーホリ経験者は僕ともう一人だけでした。英語が苦手なスタッフもいたんですけど、翻訳機を使ったりして、うまく対応していて問題なくやれていたと思います。

それと、人間関係がほんっとうに良かったです!若いスタッフは女性が多くて、男性は自分だけだったんですけど、逆にそれがあってか、すごくかわいがってもらえて(笑)、働きやすい雰囲気でした。みんな優しくて温かくて、「ここに来てよかったな」って何度も思いましたね。

ワクトリ社員がニセコリゾートバイトの休日に「さっぽろ雪まつり」に遊びに行った画像

寮生活の感想

僕がリゾートバイトで滞在していた寮は、建物が全部で3棟あって、全体的に少し年季が入っている印象でした。シェアタイプの寮で、トイレとキッチンは共用になっていたんですが、思っていたほど不便には感じませんでしたね。

共同生活って聞くと、正直ちょっと不安もあったんですけど、僕がいた時は特に揉め事もなくて。何かあっても、みんなでちゃんと話し合って解決するような雰囲気だったので、安心して過ごせました。

あと、男子寮と女子寮は別々になっていて、それぞれ広さが違いました。男子寮の部屋は、だいたいシングルベッド2.5個分くらいの広さで、必要最低限のものはちゃんと置ける感じでした。一方で女子寮のほうは、シングルベッド4.5個分くらいのスペースがあって広々としていると聞いています(笑)

設備の面では古さを感じるところもありましたが、住んでみると案外快適で、人間関係も良かったので、いい経験になりましたね。

ワクトリ社員がニセコでリゾートバイト中に寮でご飯を食べている画像

リゾートバイト中の休日の過ごし方

職場のすぐ隣にスキー場があって、なんとリフト券が無料で使えるんです。なので、休みの日にはほぼ毎回滑りに行っています。雪質も良くて、本当に贅沢な環境だなと感じています。

それと、車で15分ほど行くとヒラフエリアがあって、そこにはおしゃれなバーや雰囲気のいいクラブがいくつもあるんです。お客さんのほとんどが海外の方で、体感では9.9割が外国人ですね。なので、国際交流の機会もたくさんありますし、英語を話すチャンスが自然と増えます。

ただ、全体的に物価はけっこう高めです。例えば、シャンパンやウィスキーの中には100万円を超えるような高級なお酒も置いてあったりします。ラーメン一杯でも2,000円くらいすることもあるんですが、「ローカルカード」という地元スタッフ用のカードを提示すると、少し安くなるのがありがたいです。

ちなみに、山岡家は値段が変わらず、相変わらず良心的で助かっています(笑)

あとは、リゾートバイトを通じて出会った仲間とすごく仲良くなれて、友達が一気に増えました。日本各地から来ている人も多いですし、海外の友達もできて、本当に刺激の多い休日を過ごせています。

ワクトリ社員がニセコでリゾートバイト中に山岡家でラーメンを食べている画像

これからリゾートバイトへ行く方にアドバイス

できれば「こうなりたい」とか「これをやりたい」っていう、何かしらの目標をもって来るのがいいんじゃないかなと思います。

実際に働いてみて感じたのは、目標がはっきりしている人のほうが、自分の中でやるべきことが見えていて、仕事にもやりがいを感じながら取り組めているんですよね。僕自身も「またカナダに戻るために貯金しながら英語を使いたい」っていう目標があったので、毎日の業務にも自然と前向きに向き合えました。

逆に、特に目的もなく「なんとなく」で来ている人は、不安を感じたり、モチベーションが上がらなかったりしていることが多い印象です。せっかく非日常の環境で働く機会なので、自分なりに小さなことでもいいので目標を持っておくと、より充実した時間になると思いますよ。

今後の目標

今後の目標についてですが、やはり海外のお客様と接するのが好きなので、もしまたリゾートバイトをする機会があれば、京都で働いてみたいなと思っています。京都は観光地としても魅力的ですし、海外のお客様も多いので、語学を活かしながら接客できそうだなと感じています。

それから、もともとカナダに戻る予定でワークパーミットの申請をしているんですが、もしそれが延期になった場合には、京都でのリゾートバイトもぜひ検討したいと思っています。日本国内での新しい経験も積めますし、今の自分にとって良い選択肢になるかなと思っています。

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