リゾートバイトをはじめたきっかけ
これまでフロリダで寮生活をしていて、日本でちゃんと働いたことがなかったので、「一回くらい日本で働いてみたいな」と思ったのが、リゾバを始めたきっかけです。
自分はこのあと、大学に通いながらシドニーのプロ野球チームに入団する予定なんですけど、高校を卒業してから大学が始まるまでの間に、ちょうど半年くらい時間が空いていて。「今のこの時期しかバイトできるチャンスないな」って思って、やってみようと決めました。
それまでは、親のつながりで紹介してもらった仕事を点々としてたんですけど、「一つくらい自分で探して、自分で決めたところで働いてみたい」っていう気持ちが出てきて。
それで、「住み込みバイト」とかで検索してみたら、ワクトリのサイトが一番上に出てきたんですよ。サイトの雰囲気もめっちゃ見やすくて、なんか信用できそうだったので、直感で「ここにしよう!」って決めました。

勤務先や職種を選んだ理由
勤務先を選ぶときは、せっかく働くなら「ちゃんと履歴書に書けるような仕事がいいな」っていうのは最初に思ってました。単純作業だけじゃなくて、ちゃんと経験として残るような仕事がいいなって。
そしたら担当の上里さんが、いくつか候補を送ってくれて。その中に「京都」の求人があって、「あ、京都って外国人観光客多いし、英語も活かせそうかも」って思って、ほとんどノリで「ここで!」って決めました(笑)正直、深く悩むよりも勢い大事かなって。
ちなみに、担当の上里さんがすごく話しやすくて、いい意味で営業っぽすぎなくて信頼できる人だったのも大きかったです。「この人がすすめてくれるなら大丈夫そう」って思えたので、不安なく決められました。

具体的な業務内容
勤務時間は基本的に13時〜22時のシフトで、夜型の自分にはちょうど合ってました。時間に余裕がある日は、少しでも早く現場の雰囲気に慣れたくて、出勤時間の15分前にはフロントに立つようにしてました。
職場は「本館」と「別邸」に分かれていて、それぞれチェックインの時間が違うんです。本館は15時から、別邸は14時からチェックインが始まるので、時間差でどんどんお客様が来る感じでした。
チェックインの対応数は、平均して1日45〜50組くらい。多い日には70組を超えることもありました。今も満室の日が続いていてかなり忙しいんですけど、不思議と「つらい」とは感じてなくて。たぶん自分にこの仕事が合ってるんだと思います。
業務としては、チェックイン対応がメインで、その合間に電話対応をしたり、じゃらんに載せるブログを更新したりもしています。ブログはけっこう自由に書かせてもらえてて、自分の言葉でホテルの魅力を伝えられるのが楽しいです。

リゾートバイトで大変だったこと
正直、大変だったこともありました。たとえば、自分なりに良かれと思って後輩スタッフに軽く注意したことがあったんですけど、それが「パワハラ」と受け取られてしまって、悪気はなかったので、正直かなりショックでした。
あと、なるべくみんなと仲良くなりたくて、こっちからたくさん話しかけるようにしてたんですけど、うまくいかないこともありました。話し方とか、価値観の違いとか、最初は全然気づけなかったんですけど、「あ、自分の考えが当たり前じゃないんだな」って痛感することもあって。
うまく言えないんですけど、「人との距離感」とか「相手に合わせる姿勢」って、働くうえでほんとに大事だなって学びました。

リゾートバイトをして良かったこと
リゾートバイトをやって一番良かったのは、やっぱり“人との出会い”ですね。普通に生きてたら関わることがなかったような人たちと、たくさん関わることができて、自分の中の世界が一気に広がった感じがします。
なかでも印象に残ってるのが、よく来てくださる常連のお客様がすごくかわいがってくれて、「せっかくだから舞子さんと遊んでおいで!」って連れて行ってくれたことがあって…あれは本当に貴重な経験でした(笑)一生に一度あるかないかだと思います。
お客様だけじゃなく、職場のスタッフともいろんな話をして、人脈も増えましたし、考え方もだいぶ変わったと思います。「自分ってまだまだ狭い視野で物事を見てたんだな」って気づけたことも、リゾバを通して得られた大きな収穫です。

寮生活の感想
寮はめちゃくちゃきれいで、職場からも徒歩3分っていう近さだったので、通勤がすごく楽でした。周辺には飲食店も多いし、都心にも出やすい場所だったので、生活面でもかなり過ごしやすかったです。
最初は備え付けの家具だけだったんですけど、自分でちょっとずつ収納グッズを買い足したりして、軽く模様替えしてみたりもしました。そうやって“自分の空間”を作っていくのも楽しくて、居心地がどんどん良くなっていきました。
仲良くなったスタッフを寮に呼んで、一緒にごはん食べたり話したりした時間もすごくいい思い出です。仕事以外の時間も楽しく過ごせたのは、寮の環境がよかったからこそだと思います。

リゾートバイト中の休日の過ごし方
休日は、職場で仲良くなったスタッフや、京都で出会った友達とご飯に行くことが多かったです。せっかく京都にいるし、いろんなお店を開拓するのが楽しかったですね。
あと、夜に「ループ」を使って、清水寺まで行ったりもしました。ライトアップされたお寺はめっちゃきれいで、昼とはまた違った雰囲気でテンション上がりました。
実は、姉ちゃんが同志社に通ってて、京都に住んでるんですよ。だから、京都に来てからは何回も会ってます。昔から仲は良かったんですけど、姉ちゃんの家までループで5分くらいなんで、「暇なら行くわ〜」って感じでふらっと寄ったりして(笑)なんか京都で身内に会えるのって、安心感がありました。
あと、五山の送り火を「八坂の湯」から見れたのも、めっちゃ思い出に残ってます。露天風呂から炎が見えて、京都らしさをすごく感じた瞬間でした。

これからリゾートバイトへ行く方にアドバイス
これからリゾバに行く人に伝えたいのは、「できるだけみんなと仲良くなった方が絶対に楽しい!」ってことです。最初のうちは僕もそうだったんですけど、赴任して4日くらいは友達もいなくて、休みの日も遊ぶ人がいなかったんですよね(笑)
その間は毎朝早起きして、ジムに行ったりしてめちゃくちゃ健康的な生活してました。でもやっぱり、周りの人たちと打ち解けてからは一気に楽しくなって、休みの日にごはん行ったり、いろんな話したり、すごく充実しました。
あと、リゾバのいいところは、働きながら観光もできるところです。京都だったらお寺や観光スポットもたくさんあるし、そういう場所を休みの日にまわれるのもすごくいい思い出になります!
最初は緊張するかもしれないけど、勇気出して人と話すことでリゾバは何倍も楽しくなると思います。

今後の目標
今回のリゾバでは、接客の基本だけじゃなくて、言葉遣いやお客様へのホスピタリティなど、これまで意識してこなかったことをたくさん学ぶことができました。
こういう経験を活かして、今後はもっと接客業やサービス業のスキルを極めていきたいと思っています。
そして、2月からはオーストラリアのシドニー大学に通いながら、プロの野球チームに入団する予定です。新しい環境でも、今回のリゾバで学んだことをしっかり活かして、自分らしく頑張っていきたいです!

